【現場に立つ、保育士さんから #1】先生は子どもの見えない心を動かしている

保育園の先生、幼稚園の先生のお仕事に、どんなイメージがありますか?

子どもたちと楽しく遊ぶこと
食事や排泄など、身の回りのお世話を助けていくこと
日誌を書いたり、連絡帳を書いたり、事務的なこと

など、

子どもと遊べて楽しそう
大変なこともあるけど、元気に走り回っていれば大丈夫
体力があればできる仕事

そんなイメージをお持ちかもしれません。

でも、一番大切な仕事のひとつは、
子どもたちの見えない心を動かすことだと思います。

朝、園にやってきたこどもたちに
「今日は、◯◯をしましょう!」
と先生が問いかけたら、
どんな返事が返ってくると思いますか?

「やりたい!」「はーい!」「楽しそう!」

簡単にそう答えてくれることは、ほぼ無いと思ってくださいね。

下手をすると、「やだー!」「やりたくなーい!」の大合唱です。
(何を隠そう、私自身も現場実習で体験しました。)

そんな返事が返ってくるのは、
先生が、子どもたちがやってくるまでに
様々な工夫をして、準備をしているからです。

子どもたちに「やってみたい!」
そう思わせる、言わせることが
先生の働きの中で、一番の大仕事と言っても言い過ぎでは無いかもしれません。

会社などの大人の世界ではどうでしょうか?
やってもらいたい仕事を、部下や上司、先輩や後輩に、
気持ちよく、
積極的に、
時間通りに、
やってもらうこと。

ただ、「これ、お願いします」「やってください」と言うだけでは、
難しいと思いませんか?
金銭的な契約があるので、成り立ってはいますけれど。

大人も、子どもも、
「やらされる」ということは
とても抵抗があるのです。

保育士さんを経験して、今は子育て支援のお仕事もされている、さいとうさん。
お話を伺うなかで、幼稚園や保育園の先生は、子どもたちの心が動く・変わることに伴走するのが大切な仕事なのだということ、そして、それこそが仕事の喜びなのだということが、よくわかります。

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