こんにちは。
NPO法人NAGOMI MIND 代表の塚田ひろみです。
保育園・幼稚園・こども園が、最高に、とびきり楽しい職場であるよう願って、サードプレイスづくりをスタートします。
保育者さんのサードプレイスづくり
サードプレイスって?
一言であらわすと、”Great Good Place”=「とびきり心地の良い場所」。
日本では、「サードプレイス」よりも「サードプレイスカフェ」という言葉の方が浸透しているように感じます。そのため、居心地の良い場所・空間・非日常だけどホッとする(そして、おしゃれ)、そんな印象が強い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうした居心地の良さは、たしかにそうなのですが、必要な要素はまだ他にもあります。「サードプレイス」の生みの親、レイ・オルデンバーグの定義は以下のとおりです。
家庭と仕事の領域を超えた個々人の、定期的で自発的でインフォーマルな、お楽しみのために場を提供する、さまざまな公共の場所の総称
そこは、涼しい顔をしてノートパソコンに向き合うのではなく、心地よく人とつながれる場所。そこに行くこと自体が楽しい、自分から選んで向かう場所。そこに行けば、安心できる誰かがいる。1回きりではなくて、定期的に何度も足を運ぶような場所。
つまり、人を結びつけるための場所です。カフェはカフェでも、日本のそれというよりは、フランスのカフェ(政治のことなどを、どんな立場の誰もが対等に話し合う場所)ですね。
『サードプレイス』の本の中では、日本の場合は茶室なども例示されていますが、私は銭湯もそうかな?というイメージが湧きました。(因みに、本の中では、おしゃれというより、質素・地味な場所とされています。)
なぜ、保育者さんにサードプレイスが必要なの?
それは、個々人の抱えている問題は、職場の中で解決することが難しいからです。
例えば、「ピアノがうまくなりたい」「リズム遊びを覚えたい」「廃材をつかった工作が上手になりたい」そのような願望が生まれる理由は、ただ単に「ピアノが苦手だから」といったものではありません。
その奥に、本当の悩みがあり、それがねじれにねじれて、「ピアノがうまくなりたい」という形で表出していることがほとんどです。(これは保育者さんに限ったことではありませんけれど)
でも、後輩に「ピアノがうまくなりたいんです」って相談されたら、普通はピアノについてのアドバイスをしますよね。だから、本当の悩みは仕事を通しては解決されることが難しいです。
「何回言っても、変わらない」
身近な人に対して、そのように感じたことがある方も多いと思います。それは、本当の悩み・問題に到達していないことが一因です。
職場・仕事から離れて、安心出来る場所を見つけて、本音を話してもいいかな、と思える空気の中で、深く対話する。今まで誰にも言えなかったことが言える。「自分だけじゃなかったんだ」と気づく。
それだけで、あとはその人自身の力で、動き出していけます。
だから、職場・仕事の外に、サードプレイスが必要、NAGOMI MINDはその様に考えています。
どんな人が参加できるの?具体的には、どこで何をするの??
保育士さん、幼稚園やこども園の先生をはじめとして、保育者を目指している学生さんなども大歓迎です。
所属や肩書などは気にせず、完全な、個人としてご参加して欲しいです。
まずは、私たちの拠点・神奈川県からはじめます。
海の近くで、リトリートヨガをして、身体と心のバランスを整えていきましょう。
居心地の良さを感じて頂けたら、少しずつ、対話の時間もつくっていきたいなと思っています。
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